学校照明のLED化リニューアル

学校・体育館の照明をLEDに交換
学習環境の向上省エネを実現

学習環境を向上し、更に省エネを実現

  • 教室も体育館も、最新のLED照明に交換すれば大幅な省エネにつながります。
  • 利用環境にあわせたLED化で、最適な学校照明を実現
  • 教室灯や黒板灯のLED化メリットと照度基準もご紹介
教室・体育館の照明リニューアル、LED高天井用照明器具への交換で約70%省エネ・コストカット

すべての一般照明用蛍光ランプ(蛍光灯)が禁止となります

  • 「水銀に関する水俣条約第5回締約国会議」で、すべてての一般照明用蛍光ランプ(蛍光灯)について、製造と輸出入の廃止期限が2027年末と決定しました
  • 一般照明用の高圧水銀ランプについては既に2021年以降、製造・輸出入が禁止になっています
  • 蛍光ランプ(蛍光灯)が無くなる前にLED照明器具に交換しましょう

全ての一般照明用蛍光ランプ(蛍光灯)について 製造・輸出入の廃止期限が決定

教室/LEDベースライト器具

LED器具にリニューアルすることにより、同じ台数で大幅な省エネ

改修前 FLR40形2灯用逆富士形器具 改修後 一体形教室用照明器具  LED一体形黒板灯
約53%省エネ、年間電気料金 約20300/年削減

【計算条件】既設器具:FLR40形2灯用逆富士形器具9台・消費電力86W、FLR40形2灯用黒板灯3台・消費電力86W
新設器具:LED一体形教室用照明器具 LSS7-4-56※9台・消費電力43W、LED一体形黒板灯 LSR12-4-45※3台・消費電力33W
年間点灯時間:1,200時間 電力料金単価 31円/kWh(税込) 〔JLMAガイドA139:2023〕
※:公共施設用照明器具

子供たちの学習環境の向上(明るさアップ)と省エネを実現する学校照明設備へリニューアル

文部科学省の「学校環境衛生の基準」では、教室及び黒板の照度は500lx以上であることが望ましいとされています(表1)。生徒が黒板を見た時に光源がまぶしくないように、また、最近では電子黒板やホワイトボードの使用が増えていますので、それらに照明器具が映り込まないよう適切に輝度を抑えた照明器具を使用することが大切です。

「学校環境衛生の基準」で定められた照度基準
  改定前 改定後(平成16年)
①教室及びそれに準ずる場所の照度 200 lx以上~750 lx 下限値300 lx以上
②教室及び黒板の照度 500 lx以上が望ましい
ホワイトボードへの映り込みの比較

発光部が露出した照明器具と適切に輝度を抑えた照明器具の比較写真

あかるさセンサと人感センサで
無駄なあかりをカットし、さらに省エネ

あかるさセンサで、器具の消費電力が約30%省エネ※

  • 昼光を利用し、明るさを一定に保ち省エネ
  • ランプ初期の余分な明るさをカットして省エネ

※(試算) 明るさセンサ利用時平均電力費;60%、明るさセンサ利用時間比;50% と想定した場合

人感センサで、器具の消費電力が約60%省エネ※

  • 人の在・不在を検知し、不在時は必要最小限の明るさに減光して省エネ

※(試算) ON/OFF型人感センサを使用し、感知時間を40% と想定した場合

人感センサ付ダウンライト 人感センサ付ベースライト
外が明るいときは抑えて点灯
外が暗いときは明るく点灯
人が居ないときは約25%または約60%で点灯

オフィス・店舗向け調光・調色LED照明器具のご紹介

無線制御機器で省施工リニューアル

リニューアルの場合も電源は既設の配線を利用し、調光信号線の配線無しで省エネリニューアルができます。

無線制御機器の模式図

照明制御システムのご紹介

ブルーライト(青色光)の正しい理解のために

LED照明は、自然光や他の光源と比べ、光として大きな差はありません。

LED照明の生体安全性について詳しく知る

体育館/LED高天井用照明器具

高効率・長寿命なLED照明器具にリニューアルすることにより、同じ台数で大幅な省エネ

改修前 高天井セード 400形メタルハライドランプ 改修後 LED高天井用照明器具
約70%省エネ、年間電気料金 約475200円/年削減

【計算条件】年間点灯時間:1,500時間 電力料金単価 31円/kWh(税込)〔JLMAガイドA139:2023〕
【設計条件】広さ:32m×20m、高さ:8m、反射率:天井30%、壁:30%、床:10%、入力電圧:200V
【設計照度】500 lx

目的に合わせた運用で更に賢く省エネ

無線調光システムを導入すれば簡単な操作で使わないエリアは消灯したり、明るさを抑える事が出来ます

無線調光システムで高天井用照明器具をコントロールするイラスト

LED照明なら利便性と安全・安心を両立

従来のHIDランプは、ランプ特性により即時点灯ができず、常時点灯にせざるをえませんでした。
LEDは即時点灯、再点灯が可能なため、こまめに消灯することで、無駄な電力を削減できます。
また、LEDは調光することも出来ますので、体育館のように、運動以外にも、講演会や演劇など様々な用途に応じた明るさにすることはできますし、避難所に使われる際は、夜間は明るさを落とし、就寝時の妨げになるまぶしさを抑えることも出来ます。

LED照明器具と一般水銀ランプの点灯始動比較(イメージ)

グラフ LED照明器具は即時点灯が可能。一般水銀ランプは始動までに時間がかかり、再点灯はさらに時間がかかる

(注)明るさは、各器具の器具光束の安定時を100%としています。

体育館の通常使用のイラスト
授業・部活動

一般的な授業で求められる照度は300lxです。競技空間として十分な明るさを確保するとともに、まぶしさを少なくする工夫も求められます。

体育館のイベント・行事時のイラスト
イベント・行事

文化祭や入学式、卒業式など、学校行事に広く使われることから、多様な部分点灯や調光が必要です。

体育館の避難所対応時のイラスト
避難所対応

避難者の安全・安心と睡眠環境を整えるため、調光が必要です。

避難所の照明についてさらに詳しく

「安全を配慮した学校施設へ」
建物の耐震化に合わせて照明器具など、非構造部材の耐震対策が必要です。

文部科学省発行の「学校施設の非構造部材の耐震化ガイドブック(改訂版) 地震による落下物や転倒物から子供たちを守るために-耐震点検実施-」(2015年3月改訂)「学校施設における天井等落下防止のための手引き」(2013年8月発行)に従い、定期的な点検の上、照明器具を構造体に取付けたり、斜め振れ止め等を用いて小屋組やRC躯体に緊結するなどの対策を講じて下さい。

グラフ LED照明器具は即時点灯が可能。一般水銀ランプは始動までに時間がかかり、再点灯はさらに時間がかかる

避難所の照明についてさらに詳しく

照明器具の耐震設計・施工ガイドライン
((一社)日本照明工業会 技術資料 A127)

建築物に取付られる照明器具を対象とし、地震発生時における照明器具の本体及びその部品の折損、脱落、破損、落下防止等による人身災害事故発生を低減することを目的として、照明器具の設計指針、及び施工者に対する要請事項を定めたガイドラインです。
照明器具の耐震設計目標性能や耐震施工の注意事項が記載されております。

照明器具の区分 施設の区分
一般の施設 注1) 特定の施設 注2)
右記以外 特定天井に設置
一般照明器具 耐震クラスB
設計水平震度:1.0
設計鉛直震度:0.5
落下回避
耐震クラスA
設計水平震度:1.5
設計鉛直震度:0.75
限定された機能維持
耐震クラスS2
設計水平震度:2.2
設計鉛直震度:1.1
限定された機能維持

注1) 一般の施設:特定の施設以外の施設をいう。
注2) 特定の施設:「災害応急対策活動に必要な施設」、「避難所として位置づけられた施設」、「人命及び物品の安全性確保が国に必要な施設」をいう。

廊下・トイレ/LEDダウンライト器具

同等の明るさクラスのLEDダウンライトにリニューアルすることにより、同じ台数で大幅な省エネ

改修前 コンパクト形蛍光灯FDL27形ダウンライト 改修後 LEDダウンライト100形
約75%省エネ、年間電気料金 約107100円/年削減

【計算条件】年間点灯時間:3,000時間 電力料金単価 31円/kWh(税込)〔JLMAガイドA139:2023〕

LED誘導灯

LEDの採用により、常時点灯の誘導灯も大幅な省エネ。

改修前 蛍光ランプ誘導灯(FL20W1灯用) 改修後 LED誘導灯(B級BL形)約88%省エネ、年間電気料金 約5520/年削減

消防法「避難口誘導灯設置基準(B級)」による比較

【計算条件】年間点灯時間:8,760時間 新電力料金目安単価 31円/kWh(税込)〔JLMAガイドA139:2023〕

ソーラーライト

特徴

  • 昼間に太陽電池パネルで発電した電気を内蔵バッテリーに蓄電し、夜間照明に利用します。
  • バッテリーをポール内部や太陽電池パネルの背面に収納することで、バッテリーボックスが不要なスリム形状にすることも可能です。
  • 照明器具は長寿命LEDを採用。
  • 震災などの停電時にも安心のあかりを提供します。
  • ソーラーライトは商用電源を引くことが難しい場所に設置することがすることが可能です。
  • スマートフォンなどを充電できるAC100V出力可能なタイプもあります。
ソーラーライトの写真

ピックアップ

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