LED照明リニューアル事例(老人保健施設)

店舗・施設の省エネ手法

「初期費用を抑えられるサービス」によるコスト削減と誘導灯設置新基準による台数削減を実現

消防法改正や不測の事態の対応への誘導灯リニューアル

■老人保健施設 彩の苑
所在地:埼玉県本庄市

「彩の苑」は、埼玉県本庄市で約70年にわたって地域医療を支えてきた医療法人 本庄福島病院が主体となって設立された。
4階建ての建屋で、高齢者の療護介護と日常生活の充実のサポートを目指している老人保健施設である。
既設の誘導灯が設置後17年と更新時期がきて、また平成21年に改正された消防法のへの対応もあり、誘導灯の取り換えを検討。リニューアルの計画を進めてきた。

大災害による不測の事態から、誘導灯の全面リニューアルに。

誘導灯リニューアルを検討している時に東日本大震災が発生し、震災後の計画停電が行われた。老人保健施設という施設の性格上、既設の誘導灯は音声点滅型だったため、停電中ずっと音声誘導と点滅が続く事態にあった。入所されている人の不安は募る一方で、施設運営にも大きな支障をきたしたことが引き金となり、早急なリニューアルが必要となった。


LEDの高輝度特性で離れた所からでも見える誘導サイン。

大きな採光部の前でも視認性のいい誘導サインに。

器具の一斉交換のメリットをいかし、設置台数の削減が可能に。

リニューアルをするにあたって、工事を担当した「本庄防災設備」と「彩の苑」の施設担当者が、地区の消防署との事前協議を実施した。そして、誘導灯を一斉交換するのであれば、音声点滅器具の設置が免除され、一般化が可能であることを確認。また、誘導灯設置新基準による台数の削減も可能となった。
今回のリニューアルで既設の41台の誘導灯から18台削減することができた。

もうひとつのテーマ。省エネをオールLED化で実現。

誘導灯は個々の消費電力が少なくても24時間通電が必要である。「彩の苑」は4階建てで数量も多かったため、省エネ効果もあるLED化は必然の選択だった。それにより設置台数を削減できた効果もあって、消費電力は従来から約85%削減。CO2排出量も年間で約1.4トン削減している。
また電力コストも下がり、経営資産をより充実した入所者サービスにいかすことができるようになった。


消防法改正の新設置基準に対応し、LED誘導灯を設置

既設器具の撤去部分はリニューアル用プレートでカバー。

イニシャルコストの問題を「LED照明器具のリース」で解決。

LED誘導灯の全面リニューアルで大きな成果をあげることができたが、実施にあたっては、初期投資のコストが問題になっていた。
そこで、本庄防災設備から「初期費用を抑えられるサービス」の提案があり、イニシャルコスト無しのリニューアルが実現。LED化による省コスト化効果もあり、ランニングコストは従来に比べて2.8万円アップに抑えることができた。
またリース形式なので資産計上の必要がなく、経理業務面でも負担が軽減されています。

「彩の苑」では、「消防法改正への対応、既設器具の老朽化、そして輪番停電による不足の事態。いろいろな要因が重なって、今回のリニューアルにいたりました。LED誘導灯は視認性もよく、同時に省エネ、環境貢献も達成できました。一番障壁だったイニシャルコストの問題も本庄防災設備様のご提案で「初期費用を抑えられるサービス」という仕組みを活用でき、コスト負担を抑えたりリニューアルが実現できたと喜んでいます。」と、大変満足している。


株式会社 本庄防災設備 代表取締役 武井 篤美 様(左) 老人保健施設 彩の苑 事務部長 春日 敏郎 様(右)
 

今回のリニューアルに採用頂いた照明器具

製品名: LED避難口誘導灯
(高輝度誘導灯)
特 長: B級・BL形(20B形)、2.7W
LED避難口誘導灯(高輝度誘導灯)
 
製品名: LED通路誘導灯
(高輝度誘導灯)
特 長: C級(10形)、2.0W
LED通路誘導灯(高輝度誘導灯)

共通項目:天井付型、リモコン自己点検機能付、ランプ交換目安60000時間

2014年 2月

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