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防災照明器具の保守・点検

防災照明器具(誘導灯および非常用照明器具)は、定期的な点検を実施することで、器具の正常な機能を確保し、火災などの万一の事態に対応できるようにする必要があります。

1.法定点検

誘導灯および非常用照明器具は、それぞれ消防法、建築基準法で規定された点検の制度が決められていて、建物のオーナー様は、関係する事項を遵守する必要があります。点検報告義務違反、是正・改善命令違反者については、処罰される恐れがありますので、ご注意下さい。

誘導灯については、点検要領が消防法関係法令にて規定されており、それに従って点検することが求められています。

非常用照明器具については、定期検査業務を取扱う地域法人などが定めた点検表を基に点検を実施します。

2.劣化状態診断

上記の法定点検は、点検時での性能の有無の確認を行っており、合格であれば、点検時では必要な性能を有していたことが確認されたことになります。

しかしながら、全ての製造物は使用(設置)開始と同時に劣化が始まり、その進行によりいつかは機能不良となります。誘導灯器具および非常用照明器具の場合、法令で定められた定期点検報告制度があり、点検の結果、所期の機能が確認されれば引き続き使用することができ、次回の点検まで正常に機能することが期待されます。ところが、劣化進行に伴って生じる機能不良は、その時期をある程度予見できるものの、多くのものは突然不意に訪れます。専門家でもこれを正確に予測することは不可能です。ご使用いただいている誘導灯器具や非常用照明器具の劣化進行による不意の機能不良を避けるためにも、器具の劣化状態を診断いただき、適切な交換・修理等を行うことをおすすめします。

この劣化度のチェックは、管理者が定期的に行うことが望ましいのです。このときに「防災照明器具劣化状態診断チェックシート(簡易版)」を活用していただき、劣化などが進んで不安全な状態にあることが判明した場合は、速やかに交換することをおすすめいたします。

(耐用年数)

3.防災照明器具のリニューアル

交換に際しては、防災照明器具のリニューアルをご参照ください。

防災照明器具(誘導灯器具、非常用照明器具)は24時間点灯する場合が多く、一般の照明器具に比べて、省エネ器具にリニューアルすることで省エネ効果がより多く得られます。

4.使用済み蓄電池

防災照明器具に使用しているニッケル・カドミウム蓄電池またはニッケル・水素蓄電池は、リサイクル法で規定された小形二次電池です。

リサイクル法では、小形二次電池を使用する器具を製造する事業者は回収・リサイクルを行うことが義務付けられており、実際には、有限責任中間法人JBRCのリサイクルシステムの枠組みの中で回収することになっております。

使用済みのこれらの蓄電池については、上記JBRCに確認し、回収にご協力いただきますようお願いします。

小形ニ次電池回収協力のお願い

ご購入または各メーカーの取扱説明書やカタログ等を参照していただき、お問合せをしてください。
リサイクルにご協力をお願いします。

掲載されている内容は2016年4月現在の情報です。